浄土真宗寺院の未来を考える
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親鸞聖人の教えを聞きたい人の行き着く場所
 

「説教は、嫁姑や夫婦喧嘩の話ばかり」

 正月早々住職が「大事なことが十か条あるから」とやって来た。
 見ると、葬式の費用や、遺産の処置の取り決め、亡くなった場合の連絡先などなど。「私の後生の行き先より、土地や財産の行き先 が心配なのかしら」寺の行く末を案じ、悲しく思いました。



 愛知県の佐藤はつさん(仮名)の家は、本願寺の法主が地方巡教の際、 宿にしたほどの、代々有力な尾張門徒の家です。実家も、勧学など有名 な講師を招いて法話を開く、篤信家の家で知られていました。
 お父さんは道心堅固な同行で、八人の子供たちに、仏法を残そうと真 剣だったそうです。米寿(八十八歳の祝い)を迎えた年には、集まった 子供に、『真宗聖典』と、

「後生一大事と存ずる人には御同心あるべきよし仰せられ候(蓮如上人)」

と書かれた色紙が渡され、その裏には、弥陀をたのむ身になったという 告白と、「上人の御意を仰ぎ、信心決定せられんことを念じます」との 願いが認められていました。さらにお父さんは、臨終息が切れるまで、 まわりの人へ仏法を聞くようにと勧めていかれたのでした。

 その影響か、はつさんは、結婚後も寺へよく通いました。ところが、
「最初の五分が仏教で、後は嫁姑や夫婦喧嘩の話ばかり。
 そんな説教つまらないから、もう聞きたくない」
と、住職に苦言を呈したこともあります。

 2年前の正月早々、寺の住職が、「大事なことが十ヵ条あるから」 と自宅へやって来ました。「何が大事なんですか?」尋ねる佐藤さんに、 亡くなった場合の連絡先や、葬式の費用や遺産の処置の取り決めなど、 十ヵ条が並べられていました。
「ご院さん、変じゃありませんか。後生の一大事こそ大事なのでは?」
と問い返すと、住職はさっと話題を変えてしまったのです。「私の後生 の行き先より、土地や財産の行き先が心配なのかしら?」。そんな不審 を感じつつ、「これでは寺はどうなるのか」と悲しく思ったのでした。

 4年前、親鸞会の講演会に参詣するようになり、初めて、後生の一大 事を知ることができました。同時になぜお父さんが、あれほど熱心に、 仏法を勧めていたのかもうなずけたのでした。
「今は親鸞会で、『正信偈』の意味を聞かせていただけるのが、何 よりうれしい。幼ないころ、家族そろって勤行をしていた光景が、ふと 脳裏をよぎるんです。何も分からず勤行してきましたが、そのお言葉の 意味が、やっと少し分かってきました」
と、佐藤さんは喜んでおられます。
 時折、親鸞会の『顕正新聞』をお寺に持って行くのは、
「まずお寺に変わってほしいから」。
代々続いた「尾張門徒」の切なる願いが込められているのです。

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目次
東京砂漠に弥陀の法水
話し合い法座で 結局わからずじまい
法話が聞きたい でも聞けない
寺の道場から大転換
説教は、嫁姑や夫婦喧嘩の話ばかり
門徒総代までつとめたけれど
ご本尊を放り投げて行った住職
葬式が月に二度あれば
真宗は廃れていなかった
10福祉や合唱には熱心なんだけど
11神仏混交の寺と決別
12寺では聞けなかった人生の解答
13法華宗で30年、教えは何もなかった
14スパイのつもりが一転
15御名号を外せと住職は言った
16何も知らなかった40年
17残念な寺の状況
 
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