本願寺「死ぬ気の努力」とは?
「死ぬ気」努力の結果問う 中田議員
浄土真宗本願寺派の第281回定期宗会の通告質問が、中外日報 平成18年2月26日 (4)に掲載された。
以下記事より抜粋
質問に立った中田清吉議員(門徒議員会)は、懸案の護寺口数の調整問題を取り上げて「総長は未調整の教区・寺院について『死ぬ気の努力』を約束したが、その結果はどうなったのか」と質した。また同議員は、現時点でも約六百カ寺の申告した護寺口数が目標値に満たないことを指摘して「この対応はどうするつもりか」と追求した。
(中略)
提示された目標値への護寺口数の調整が難航している奈良、京都、大阪、兵庫、滋賀の各教区へは、総局員が直接説得に出向くなどして「死ぬ気」で調整完了に努力する、と公約。
(中略)
「『死ぬ気で努力する』ということだったが、結果はどうなったのか」
中田議員の質問に対して答弁に立った不二川総長は「今日まで調整完了に向けて鋭意努力を重ねてきた。その結果、当面の調整作業は終了し、すべてのご寺院から護寺口数の決定に必要な申告をいただけた」と努力の結果を強調。
「『死ぬ気で努力する』とのことだったが、結果はどうなったのか。」本願寺定期宗会で、門徒議員が宗務総長に詰め寄ったことが『中外』に報じられている。「死ぬ気」とは物騒な、と思って読んでいくと、話はどうも本願寺が各寺院に課した懇志金のことらしい。
祖師聖人750回忌法要を6年後に控え、「死ぬ気」で呼びかけてもなかなか思うようにいかぬようだ。財政に頭をかかる様子が外部まで伝わっているが、悩まねばならないのは、親鸞聖人のみ教えの徹底ではないか。
天正8年、火災で本願寺の財政が逼迫した際、香樹院は進んで地方を巡回した。最初に訪れたのが滋賀県長浜別院。住職達は懇志金のことばかり心配していたが、10日間、涙とともに信心の大切さをこんこんと説き、懇志には一言も触れなかった。ところが眠っていた門徒の聞法心に火がつき、最終的にはおびただしい懇志が集まったという。
「聖人一流の御勧化の趣は、信心をもって本とせられ候」。
祖師の平生業成(※)、唯信独達の法門(※)を、本願寺は今こそ「死ぬ気」で説くべき秋ではなかろうか。
解説
※平生業成−−人生の目的が、生きている現在ただ今完成する。
※唯信独達−−後生の一大事が、他力の信心一つで解決できる。
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